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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
■味わい(パーカーポイント 93点)
2020年は白が非常に素晴らしい年で、収穫も非常に早い時期に行われた。この年のゴデーリョは控えめで、pHは3.2と非常に低く、酸は6.6~6.8と高めだ。どの白ワインにもマロラクティック発酵は行っておらず、これまでで最もフレッシュなヴィンテージとなった。非常に心地よく、ミネラリーでドライな後味を持つ。
■ワイン詳細
ラウルが手掛けた初のプロジェクト、ウルトレイア。故郷のバルトゥイエ・デ・アバホ村を含む複数区画のブドウを使用したワインで、中でもウルトレイア・バルトゥイエは、漫画「神の雫」に登場したことで一躍その名が知られることになりました。このワインは、ゴデーリョから造られる熟した果実やハーブのアロマ、ふくよかさとミネラル感を備えた白です。
■海外ワイン専門誌評価歴/ギア・ペニン 94点
■タイプ/白ワイン・辛口
■ブドウ品種/ゴデーリョ100%
■生産国・地域/スペイン/カスティーリャ・イ・レオン州/主にカカベロスとポンフェラーダの複数区画(DOビエルソ)
■生産者/ラウル・ぺレス
■容量/750ml
■アルコール度数/13.5%
■コルク
■醸造
12ヶ月樽熟成(バリック、オーク製大樽、コンクリートタンクを使用)。
■ラウル・ぺレスについて
近年、世界の著名なワインジャーナリストから数多くの賞賛を受けているスペインの天才醸造家、ラウル・ペレス。彼の醸造家としての手腕の高さとその影響力の大きさを称えた記事は枚挙にいとまがありません。2014年にはドイツのグルメ専門誌「デア・ファインシュメカー」でベスト・オブ・ワインメーカー、2015年にはフランスを代表するワイン評価誌「ベタンヌ&ドゥソーヴ」で世界最優秀ワインメーカーに選出されました。ラウルは、アルバロ・パラシオスに続いて土着品種メンシアの品質を大きく向上させた立役者として知られており、少量生産とその人気の高さから彼のワインは入手困難となっています。単一区画の概念を取り入れ、少量生産を哲学とし、マイナー品種であるメンシアの古樹の個性を最大限に表現したワイン造りを追求し続けてきました。ビエルソでは、土壌や標高が異なる地域で、ウルトレイア、バルデカニャーダ、ラ・ビスカイナ等のプロジェクトを立ち上げ、ベーシックなものから単一畑の稀少価値のあるものまで多彩な個性を備えたワインを造っています。畑では、樹齢の高い樹々や土壌に細心の注意を払い、馬を使って耕作しています。醸造面では、ブドウの個性を生かした複雑味のあるワインに仕上げるため、添加物は一切加えず、亜硫酸塩も極力使用していません。ラウルは、上部開放式の木製発酵槽の使用、全房の使用、ゆっくり時間をかけたマセレーションを強く支持していますが、厳密な手法に囚われることなく、ヴィンテージの特徴に合わせてアプローチを変えています。