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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
■味わい
木苺、ブラックベリー、プラムに、スミレ、シナモン、白胡椒、石、土埃、赤い鉄鉱石の砂利の香り。驚くほど軽やかな口当たりで、ビロードのように完熟した果実味と鮮やかな風味が絶妙なバランスを保っている。絹のようにしなやかでチョーキーななテクスチャーに全房発酵と鉄鉱石土壌由来の甘いエキゾチックなスパイスが豊かに溶け込み、最初のアロマを嗅いだ時からフィニッシュの残り香まで圧倒されるような魅力がある。
■ワイン詳細
冷涼気候を活かし、ローヌスタイルの味わいを表現したシラー(敢えてシラーズとは表記していない)。
■海外ワイン専門誌評価歴
・96pts Ray Jordan, Winepilot.com
・94+pts Campbell Mattinson, The Wine Front
■飲み頃温度/16℃前後ぐらい
■タイプ/赤ワイン・辛口
■ブドウ品種/シラーズ95%、ヴィオニエ1.5%、ムールヴェードル3.5%
■生産国・地域/オーストラリア・西オーストラリア州・フランクランド・リヴァー
■生産者/フランクランド・エステート
■容量/750ml
■アルコール度数/14%
■スクリューキャップ
■栽培・醸造
自社畑(アイソレーション・リッジ・ヴィンヤード、2009年有機認証取得)の3つの区画で、粘土層を鉄鉱石の砂利質土壌とロームが覆う。仕立て方はVSP&GDC(ジュネーブ・ダブルカーテン)。ブドウは、浅めの開放式発酵槽で手作業で穏やかに抽出しながら発酵。茎が比較的早く熟す2つのブロックのブドウは全房発酵(5%)。2種類のクローンを約半々混ぜることで、タンニンプロフィールに幅を持たせる。10~15日間の発酵期間中の温度は27℃を超えない。少量のヴィオニエとムールヴェードルをブレンドし風味とテクスチャーに複雑さを添える。フレンチオーク大樽(3,500L)と500Lパンチョンで14ヶ月間熟成。
■フランクランド・エステートについて
フランクランド・エステートは、1988年⻄オーストラリア南⻄部、フランクランド・リヴァーにバリー・スミスとジュディ・カラムにより設⽴されました。1970年代、フランクランド・リヴァーに広⼤な⼟地を所有し、羊毛業を営んでいたバリーとジュディが、1956年発表のオルモズ・レポート(最初にフランクランド・リヴァーのプレミアムワイン産地としての潜在性を説いたカリフォルニアの栽培専門家、ハロルド・オルモ博士のレポート)に触発され、牧草地を開墾してブドウを植えたのが始まり。後に娘のエリザベスと息子のハンターが加わり、家族経営のもとで、特徴的なスタイルとクオリティを兼ね備えたワインが造られます。スミス・ファミリーは冷涼気候の特徴を⽣かしたワイン造りに取り組み、設⽴時からリースリングに⼒を⼊れ、粘⼟質や砂利質など異なる⼟壌ごとにリースリングをリリースするなど、フランクランド・リヴァーにおけるリースリングの可能性を広く知らしめました。またオーストラリアのリースリングの発展・普及と理解を深める目的で、⻑年に亘り、リースリングの国際的なカンファレンスを主催してきました。2010年には、全畑の有機農法認証を取得。エレガントで力強いリースリング、きめ細かく複雑さに富むシラーズ、カベルネ・フラン主体のボルドー・ブレンド、またセカンドラベルの「ロッキー・ガリー」シリーズは、フランクランド・リヴァーの栽培農家のブドウから造られ、早くからバランスよく、親しみやすい味わいに仕上げられます。