20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
■味わい
長熟タイプの赤ワインが不向きなガリシア地方で、銘醸ゴマリスが挑戦したフルボディの赤ワイン。専門家との研究で完成した特別キュヴェは良い年にしかリリースされません。
■ワイン詳細
実験的な畑を意味するビーニャ・エクスペリメンタルは、地品種ソウソン主体のリベイロで最初の黒ブドウの畑。実験とは、ガリシア地方で長期熟成できる赤ワインを造ることで、プロジェクトは2000年に始まりました。著名な科学者とともに長熟に向く品種から始め、2002年にファーストヴィンテージを仕込み、大変素晴らしいワインが出来上がりましたが、残念ながら当時、原産地呼称委員会ではこのワインのスタイルが認められませんでした。そこで、スタイルを変えるくらいならビノ・デ・エスパーニャ(格下げ)で良いと判断して発売が開始されたのがこのワインです。
■海外ワイン専門誌評価歴/ワイン・アドヴォケイト 91点
■飲み頃温度/15℃前後ぐらい
■タイプ/赤ワイン・辛口
■ブドウ品種/ソウソン50%、カイニョ・ロンゴ20%、カイニョ・ダ・テラ15%、カラブレイラ10%、メンシア5%
■生産国・地域/スペイン・ガリシア州・リベイロ/ビノ・デ・エスパーニャ
■生産者/コト・デ・ゴマリス
■容量/750ml
■アルコール度数/14%
■コルク
■栽培・醸造
栽培はビオディナミ農法を採用。畑はシスト土壌と粘土土壌で、樹齢は30年。醸造はオーク樽発酵、オーク樽にてマロラクティック発酵。熟成はオーク樽にて20カ月(500L、フレンチオーク、新樽100%)。
■コト・デ・ゴマリスについて
生産の90%が地元で消費される為、スペイン国内でもよほどの目利きしか知らないガリシアの隠れた銘醸ワイナリー。あのジャンシス・ロビンソン氏をして、「このワインを見つけ出してくれたバイヤーに感謝!」と言わしめた区画限定のアルバリーニョを初め、地元品種に息吹を与えるワインで知る人ぞ知る存在です。ワイナリー名の「コト・デ・ゴマリス」は、古い教区の名前でワイナリーがある村の名前にもなっている“ゴマリス(Gomariz)”から名付けられました。村名のゴマリスは「ブドウの樹の新芽」を意味する“ゴマリサ(gomariza)”という言葉に由来しています。コト・デ・ゴマリスを最も有名にしているのは、何よりも修道士の手によりイベリア半島で最初にできたクロ(石垣)で囲まれたブドウ畑であり、その歴史は10世紀に遡ります。当時から “リベイロの黄金の道“として知られていた銘醸地にワイナリーを構えています。コト・デ・ゴマリスは、リベイロの前衛的な、または解釈によってはむしろ伝統の救済者として欠かせない造り手であり、リベイロが白ワインだけではなく特徴ある魅力的な赤ワインを生み出すことができるワイン産地であることを証明するパイオニアであり続けています。